GoogleをはじめYahoo!といった検索エンジンには、バーティカル検索と呼ばれる特別な検索機能が搭載されています。
Web制作やSEO対策を行っている方であれば、一度は聞いたことがある単語ではないでしょうか?
しかし、名前は知っていても…
- どんな機能なのかよく分からない…
- 他の検索方法との違いを知りたい!
- どのようにコンテンツ制作に応用すればいいか知りたい!
といった、疑問や悩みを持っている方も多いと思います。
この記事では、バーティカル検索とはどのようなものなのか?単語の意味はもちろんですが仕組みなどを解説しています。
他にも、バーティカル検索の活用事例も掲載しているため、ユーザーのニーズの読み取り方も理解することができます。
Web制作者やSEO担当者は、現場で応用することもできます。是非参考にしてみて下さい。
バーティカル検索とは?
バーティカル検索とは、ある特定のコンテンツのみに表示される特別な検索機能になります。例えば、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの場合、メインキーワードに下に表示されるカテゴリーやトピックなどが該当にします。
カテゴリーやトピックには画像や動画、他に地図やニュースなどがタブとして表示される仕組みになっています。
このバーティカル検索が表示される目的としては、ユーザーにとって必要な情報を詳細に検索結果に表示させること。つまり、特定のニーズに対してより高度な情報を提供することで、疑問や悩みなどを解決するために誘導しています。
GoogleやYahoo!以外でも、特定のサイトでバーティカル検索が存在します。
公共機関や研究機関の学術的文献、医療関係、不動産関係、就職・転職関係、旅行関係など専門分野で採用されています。
バーティカル検索を画面で確認!
バーティカル検索は特定のサイトのみ表示されます。ここでは、使用頻度が高いGoogleを使って紹介します。
例えば、検索窓に「Jリーグ チーム」というキーワードを入力して検索してみると?
メインキーワードの下に、「画像」「ニュース」「動画」「都道府県」「数」などのカテゴリーやトピックが表示されます。
例えば、Jリーグのチームを画像で知りたいのであれば、「画像」を選択できるし、都道府県別のチームを知りたい場合は、「都道府県」というトピックを選択できます。
これは「Jリーグ チーム」というメインキーワードに対して、ユーザーのニーズを莫大なデータから集約し選択、そして次のニーズを導いています。
次に、検索窓に「Jリーグ 移籍」というキーワードを入力して検索してみると?
メインキーワードの下に、「ニュース」「動画」「画像」「噂 Twitter」「噂 大物」などのカテゴリーやトピックが表示されます。
先ほどのバーティカル検索と大きく違う点は、メインキーワードを変更するとカテゴリーやトピックも自動的に変化し、順番も変更されます。つまり、ユーザーのニーズに合わせて、最適なものが表示される仕組みになっています。
ユニバーサル検索との混同に注意!
GoogleやYahoo!などの検索エンジンには、さまざまな検索機能があります。そのなかの1つにユニバーサル検索というものがあるのですが、バーティカル検索と混同しやすいため注意です。
ユニバーサル検索は、Webページ以外のコンテンツを表示させる機能であり、全く別物になります。
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バーティカル検索はサジェストキーワードでも変化する!
バーティカル検索はメインキーワード以外にも、サジェストキーワードに影響を与えます。
例えば、検索窓に「Jリーグ」というキーワードを入力すると?
サジェストキーワードは、「サッカー Jリーグ」「Jリーグ 速報」「Jリーグ 日程」「Jリーグ チケット」「Jリーグ 順位」などのさまざなキーワードが表示されます。
次に、「画像」というカテゴリーで検索窓に「Jリーグ」というキーワードを入力すると?
サジェストキーワードは、「Jリーグ」「Jリーグ マスコット」「Jリーグ ロゴ」「Jリーグ 新スタジアム」「Jリーグ 順位」などのキーワードに変化します。
先ほどのサジェストキーワードと大きく違う点は、バーティカル検索のトピックに変更するとサジェストキーワードも自動的に変化し、順番も変更されます。さらに、画像に関連するキーワードが中心に表示されます。
バーティカル検索を活用した事例
バーティカル検索を読み解くと、ユーザーのニーズを深く知ることができます。
例えば、「Jリーグ チケット」というメインキーワードを入力してみると?
メインキーワードの下に、「ニュース」「一般販売 いつから」「値段」「日程」「無料招待」などのカテゴリーやトピックが表示されます。
基本的に、左側からユーザーのニーズが高いため、ニュース情報を中心にコンテンツを作成することが、最も好ましいと読み取れます。他にも、一般販売に関する情報(発売日・価格・試合日程・無料招待券など)の情報を記載することで、コンテンツの深みが増しSEO対策にも繋げることができます。
まとめ
バーティカル検索は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンだけでなく専門分野のサイトで表示される特別な検索機能になります。
例えば、Googleの場合メインキーワードの下に、画像や動画、ニュース、書籍などの情報がカテゴリーやトピックとして表示されます。
このバーティカル検索の仕組みを理解すると、ユーザーのニーズを把握することができます。
その結果、ユーザーの疑問や悩みを解決する最適なコンテンツをユーザーに提供できるようになること。そしてWeb制作やSEO対策を円滑に運営できるようになります。
是非、あなたもバーティカル検索を学び、コンテンツ制作に応用してみて下さい。